文化・芸術

2015/02/14

良い物は良い、ということ

ここずっと気になっていたことがある。
それは両親の食事の際に使用する器。
特に汁椀、、、一体何年使っているのか?といほど年季が入っている。
そして父の飯椀。
これまでは磁器(いわゆる瀬戸物)を使っていたのだが、どうしても米がこびりついたりするので、木椀がいいと常々思っていた。
それに、仕事でユーカリ無垢材を扱っているのに生活品に木製品が少ないというのもね、、、なんていうのは買う口実だけど(^^;)

ネット検索でいくつか候補を見つけた物の、やはり実物を見なくては、と思ったのだが、ハテ?どこへ行けばいいの?食器屋さん?雑貨屋さん??百貨店???
そう考えている間に時間はどんどん過ぎ、結局ネットで注文することにした。

無垢材をそのまま生かしたもの、漆器、等々、製作側は伝統の技であったり、現代風にいろいろと工夫を凝らしたり、千差万別。

そこで、ポイントを絞ることにした。
1.食洗機(はないけど)、電子レンジ対応は不要
2.天然木→安い物は木粉+樹脂
3.国産→安い物は中国製が多い
4.漆器→長く使いたい。
ユーカリユーザーさんで漆器をセミプロで製作されているKさんの作品も素敵。なんたって「JAPAN」ですから!
5.大きさ、使いやすさ→米のヘビーユーザーなので重要!
6.デザイン性→色、杢目、形がよくても手にもった時に納まりがいい、滑りにくい(高齢者でも力が入りやすい)等
7.価格→適正価格であれば、、、無理に安価で無くても良い

結果、行き着いたのが加賀百万石のお膝元、山中漆器だった。
漆器の工程

偶然にも仕事で何度か訪ねたことのある加賀市。
(現場は片山津温泉だったけど)

父の飯椀、父母の汁椀の計3つ。

注文した翌日(日本てすごい!)、早速、漆器が届いた。
いずれも想像以上によい品。
汁椀は赤黒の摺りうるしだが、桜の杢目が生きている。
横に入った筋彫りがアクセント。

そして何よりも、父の飯椀が最高だった。
つぼみ型に穂積柄の彫刻の入った欅。

いずれも手にしっくりとなじみ、何よりも軽く、口当たりも良い。

説明書を元に調べてみたところ、作者は日本伝統工芸展に何度も入選されている方だった。
私が以前習っていた彫金の恩師もこの工芸展に出していたので、そのグレードの高さは良く知っている。
(末は人間国宝級)

良い物は良い。

モノづくりの姿勢を見せていただいた、一生ものの素晴らしい日本の伝統工芸品に出会えて本当にラッキーだった(^o^)

我が社も頑張らねば!!

2012/11/24

第13回ストリートフェスティバルin青葉公園

今年、久々にストリートフェスティバルヘ立ち寄ってみた。
初回は静岡市の事業の一環で、ナイナイ予算で苦労して立ち上げたのが今は昔・・・(>_<)
時間が経つのは早いですね〜★

そして、会場ではこんなに素敵な作品たち&作家さんに出会えました!
また来年も行かなくては!
(自社製屋台の点検という名目で・・・笑)

本日であった作品のご紹介・・・
【時を刻む鹿】
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これ、A4サイズの印刷カードなんですが、原画はキャンパス地に細筆手描きをしたものにコンピューターで色つけをして、さらに、印刷したものには直接ラメを塗り込んであります(写真ではあまりよくわかりませんが)目元がキラキラしているのが少しわかりますか?人目見て気に入ってしまった作品です★
詳細はこちらへ


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ふふふ・・・hatsuさんの作品。facebookでチェックしていたので則買いです★頭のお花も可愛いし、目も可愛いし、色合いも可愛い〜♪

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こちらは若い作家さんの紙粘土でできたオカメインコ♪
やっぱり愛鳥を見ると、思わず足を止めてしまいます(笑)実は私は鳥フェチ?!
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こちらは愛鳥パピ♪


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こちらも地元、現役女子大生の作家さん。なんと、先日お邪魔した就活セミナーの大学生さんでした(笑)。ビール瓶のフタとピーナッツの殻をうまく利用したミニチュア作品。中には魚が泳いでいます★


そしてすぐ近くの「ミライエ」にて(株)発電マンさんの10周年記念セミナーに参加してきました。

シティエフエム静岡(76.9Mhz)のラジオパーソナリティTJさんの司会で。
※これは後日ラジオで放送すると思われます★

軌道にのるまでの苦労話し等々もあり・・・いずこも涙なしには語れない辛い思いをしているんだよね〜と思いつつ勉強させていただきました(-_-)
安東米店の長坂氏との米と電気との関係もおもしろかったです♪

2012/09/27

八木満子個展@静岡市葵区「ギャラリー濱村」

★aki★の小学生時代からの友人・八木満子さんの個展が開催されます。
小さい頃は2人でよく絵(といっても漫画)を描いて遊んだ思い出が・・・今は昔(笑)

社会人になってから本格的な活動を始め、ママ業と仕事を両立しつつ、現在、SBS学苑の水彩画講師も勤めています。
緻密な水彩画、八木満子ワールドをお楽しみくださいね♪

10月4日〜9日 11-19時
ギャラリー濱村


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※今週末はいつものラジオの日

Cha!Cha!サタデー@FM-Hiラジオ
9月29日午後12時20分〜 
静岡FM-Hi (76.9) Cha!Cha!サタデー
(サークルオブサークルのコーナー)土曜 午前11時~13時


パーソナリティ Ochakoこと相川香さんのFacebookファンページはこちら!

2012/08/12

花の妖精byシシリー・メアリー・バーカー

今ではネットで洋書が簡単に入手できるが、★aki★が中学生の頃、年に数回、学校に洋書を訪問販売にきていた。
普段、あまり目にすることのない洋書。当然のことながらすべて英語で書かれていたが、それでも写真がきれいな犬の本や、詩集などを購入していた(小説等にはまったく興味しめさず(^^;)

そんな中に、衝撃的な詩集があった。
イギリスの挿絵作家シシリー・メアリー・バーカー。
花の妖精がたくさん描かれた小さな本がBoxになったもの。
中学生の自分にとっては、とても高価だった。
でも、どうしても欲しくて親に頼んで購入した。
嬉しくて嬉しくて大事にとっておいたせいで、中味をあまりよく見ていない(^^;)

そしていつしか大人になり、すっかり忘れていたのだが、このところ自分で撮影する花の写真を見ていて、この本のことを思い出した(^^)
そうだ、もしかしたらこんな花の妖精がいるかもしれない、写真に写るかもしれない、って思いながら撮影しているのは、この本が原点だったんだ〜と(笑)

そして、この花の妖精について調べてみたら、とても可愛いHPがあった。
こちらです。

いつしか可愛い花の妖精に出会えることを夢見ながら、日々、花の撮影を続ける★aki★なのである(*^_^*)

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こちらの花は、先日新聞で見た「綿花」。近いので見に行ってきました〜♪


2011/01/11

慶喜と家康展@静岡市美術館

先般、友人Pさんのお誘いで静岡市美術館(葵タワー3F)で開催中の「慶喜と家康」展を観に行った。

11時からの学芸員の方の説明付きで回ったが、日本各地から収集された作品数はかなりあり、今回のように同時に見られる機会はなかなかないのだそう。
今回、国宝に指定された久能山東照宮からの宝物も多い。
一度は説明付きで、二度目は説明を省いた作品や印象深かったものを再度見て回った。

中でも特に印象的だったのは慶喜の書(しっかりとした墨文字が上品な印象)、狩野探幽による絵巻(極彩色で緻密)、家康の甲冑(金蛇美具足)、家康ゆかりの寺「臨済寺」の「竹に虎図」(ダイナミックな構図と墨濃淡が何ともいえず)等。
静岡と徳川家との関わりをあらためて認識できる品が多い。

そしてそして・・・・家具屋の娘としてとっても気になったのは、江戸初期と3代将軍時代に描かれた家康肖像画の木製手摺り描き方。
初期の手摺りは精密に描いてあるのに、後半のものは人物像以外、かなり雑(^_^;)
探幽の筆による、というけれど、周囲は弟子が描いたにしろ、ちょっとひどくない?!という感じ。
自分が普段から携わっている分野がそんな風に描かれているのは、どうしても気になるのは仕方がないけれど、わざとなのかな・・・などと自分が納得できないものだから、友人Pさんにもつい言いつけてしまった(^_^;)
こんなどーでもいいところも、視点を変えてみてみると面白いかもしれない( ´,_ゝ`)ハイハイ

知らなければ知らないままだし、こうした機会にいろいろな勉強ができるのは幸せなこと。感謝。

県立美術館ほど広くはないけれど、狭すぎず、ちょうど良いスペース。
立地条件も良いこの美術館の企画に今後も期待したい♪

★aki★の住む慈悲尾も徳川家康が竹千代時代に鷹狩りに来ていたとのこと。ほほ〜(-_-)

そんな説明が、今川氏ゆかりの寺「増善寺」の説明書きにあった。
写真は増善寺の山門。
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2010/10/12

東大寺展と牡丹亭@懐かしの上野&赤坂

一ヶ月ぶりの休みとなった、この日曜日。(前後土月は仕事(>_<)
前々から楽しみにしていた上野・国立博物館の「東大寺大仏展」と、赤坂ACTシアターで板東玉三郎さんの昆劇「牡丹亭」を堪能してきた(* ̄ー ̄*)

ところが、当日の朝は「新幹線動くの?」というほどの豪雨。
先日のショールーム撮影日の晴天で雨女返上か?!と期待していたのに(。>0<。)
しかし、天は我に味方!(というよりも、同行くださったイチクリさんのおかげか?!)
出がけには雨も止み大雨に見舞われることなく東京散策ができた♪

東京OL時代に、谷中銀座近くに3年ほど住んでいたため、夕方から上野・御徒町へお買い物に出たり、勤め先の赤坂周辺は毎日通勤していた懐かしの場所。
さぞや変わったことだろう、と思っていたら、TBSこそ建て替えられたものの、周辺の様子はあまり変わっていなかった(^-^;

まずは東大寺大仏展から。
9時30分開場、というのに、すでに列ができていた。
★aki★たちも、9時前には到着したがお茶を飲むには時間が足りず、そのまま立ち話で待ちに入った。

OK時代にさんざん上野近くに行っていながら、初・博物館。
立派な建物・・・という印象。さすが国立。
何より国家公務員の方々が小雨降る中、傘も差さずに入場待ちの★aki★を整列させたり、チケットの確認をしたり、平成館まで誘導したり、・・・・というのが、とっても印象的だった(゚0゚)
海外の美術館・博物館では見られない光景だ(笑)
日本的っていえば、日本的・・・従う私たちも日本人、みたいな(゚ー゚;

肝心の展示品の内容だけれど、天平時代にこんな技術が日本に存在していたことに、あらためて感心。
私たちご先祖様は素晴らしかったのね。
最も楽しみにしていた「光明皇后」の書。下調べしていなかったのが悪いんだけど。ガクッ。
書生に書かせたものしかなかった。やっぱり本場に行かなくちゃだめなのね・・・(;ω;)

でも、有名なお釈迦様の像は見られた。
「天上天下唯我独尊」。生まれたばかりに言うわけないけれど、天を指さすお姿は、そう口にしてもおかしくないオーラがあった。

その他、常設展が素晴らしく、もっと時間が欲しかったが、次に移動しなければならなかった。
次の機会には、ゆっくり見たい。

午後は赤坂。
上野から銀座線で赤坂見附まで一本。
見附から徒歩で赤坂サカスまで5分ほど。
土日には、広場に屋台が出るらしく、「赤坂サカスマルシェ」と称したテントがいくつも並んでいた。
(ここでランチでも良かったかも!)

いよいよ「牡丹亭」観劇。
上演時間が書いていなかったが、途中休憩が入り約3時間の舞台だった。
玉三郎さんの作品は、歌舞伎しかみたことがなかったので、劇中で古い蘇州の言葉の歌声が何とも不思議な感じがした。

1Fの一番後ろだったので、遠目ではあったけれど一つ一つの立ち居振る舞い、手の動きが本当に優雅で美しく、才能+日々の努力のたまものだと感じた。
後から調べたら、彼は今年60才!!ヒョエ〜ッ!そうなの?!ビックリ!!

この昆劇をやろう、と思ったのが50代後半。それからお稽古を繰り返し、習得した中国語の台詞+中国語の歌。その後、海外公演を経て、この赤坂で一日2回の公演をこなしているのだ。
すごい精神力と体力。さらにビックリΣ( ̄ロ ̄lll)
役者魂、というよりも、何か神憑り的な精神力があるとしか思えません・・・。
凡人にはまねできません( ̄◆ ̄;)

でも、とても素晴らしい作品を観られてシアワセな★aki★。

上野も赤坂も良かった・・・!

これを糧にまたしばらくは仕事に専念なのだ( ̄▽ ̄)

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2010/10/06

かとうくみこさんのグループ展に行った@静岡市とりこ

先般、かとうくみこさんからご案内いただいたグループ展をみに行ってきた。

実は本日6日までの開催。
興味のある方は、ぜひとも足をお運びください!
場所は静岡市の中心街を通る「北街道」沿い、学生服のやまだの筋向かいにある「ギャラリーとりこ」

10月1日(金)~6日(水)
小さな美術展「夜展」

ギャラリーとりこ
11~19時

仕事の合間だったので、バタバタという感じだったけれど、かとうさんワールドが垣間見られる素敵な作品でした!
鳥好きの★aki★はカルタを模したセキセイインコのカードがよかったな♪

考えてみるとユーカリユーザーさんには、芸術系の方が多いのよね・・・不思議・・・

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2010/09/23

お茶会で日本人を意識する@臨済寺(静岡)

本日午後から友人ペコさんと共に、イチクリさんにお誘いいただいたお茶会へ。
場所は禅宗の臨済寺
朝一番は良いお天気だったのに、すぐ後から急変し雷&大雨に(;ω;)

せっかくのお茶会なのに、イチクリさんたちは着物でさぞやご苦労なことだろうと心配をしていたが昼前後から雨も小ぶりとなり、一安心。
武術仲間のMさん、AKさんも見えていたので、全員揃って茶室へ・・・。

イチクリさんがお茶を点ててくれることになった♪
しかし・・・お茶の作法を知らない★aki★。
さっぱりわからないので、周囲を見回したら小学生の女の子が母親に指導を受けながらも、きっちりとこなしていたヾ(_ _*)ハンセイ・・・

しっとりと静寂な時間が流れ、日本のわびさびの世界を少し垣間見た。
うーん、自分はやっぱり日本人だな~、と思う。

お茶会の後は、せっかく来たので文化財指定されているという本堂へ立ち寄った。
本当に立派な建物。特に屋根の重厚感が素晴らしい。
友人ペコさんとも「竹千代が預けられてた寺だけあるよね~」と話した。

久々に心落ち着く時間を過ごせた。
イチクリさん、どうもありがとうございました!!(._.)アリガト

それにしても・・・普段、はきなれないスカートで行ったため、しびれが切れて立ち上がれないのではなく、裾に足がひっかかって立ち上がれなかったのは情けないε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

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2010/06/25

根津美術館その2@南青山

根津美術館の庭園を中心とした写真の紹介です。
訪問したのが15時過ぎ。
写真を撮影するには、今ひとつ露出が足りないところだけれど、まぁ、その辺りはご了承を・・・。
カメラ:RICOH GX200 オート

【美術館入り口までのアプローチ】
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※竹がプラスチックでなくて良かった〜(^-^;

【月の石舟】
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【閑中庵・牛部屋】
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※中には入れなかったので門の隙間から・・・

【吹上の井筒】※伊勢物語に由来とのこと
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【ほたらか山】観音が住むPotaralaにちなんでいるとのこと笑
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来年はカキツバタの季節に訪れたいものだ・・・(^o^)

2010/06/24

根津美術館@南青山

以前から、一度は訪ねたいと思っていた根津美術館に行ってきた。
建築は隈研吾氏。収蔵品は仏教美術を中心としたものとのことで、楽しみにしていた。

しかし・・・この日は大雨。バケツをひっくり返したような、すごい雨でどうしたものかと思っていたが、いずれにしても夕方から本件があったため、だめなら諦めようかと・・・。

現地に着いてみると、雨は止み、陽までさしてきた( ^ω^)おっおっおっ

まずは、美術館入り口。
都心の一角にこの景観。素晴らしい〜♪

この文字は 中国漢時代の碑文からとった隷書体で、ロゴはドイツ人デザイナーが担当して、世界的な賞をもらっているとのこと。
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こちらは、ノーフラッシュ撮影可のエントランスの仏像です。とてもやさしいお顔ですね♪
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美術館としては小規模だけれど、かなりハイグレードだと思う。
源氏物語絵巻などの絵画、刀装具の金工(かつて彫金を習った身から見ると、目を見張るほどの素晴らしい作品ばかり!)、古代中国の青銅器・・・。
すべてが素晴らしくて目の保養になった。

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また、こちらは美術館敷地内にある庭園。
さりげなく各所に置かれた数々の美術品。
思ったよりも広い敷地で、散策するのには最適。
写真スポットも盛りだくさん!って感じ(v^ー゜)ヤッタネ!!

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ちょうど雨もあがり、新緑とあいまって、とても美しい空間を楽しむことができた。

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こちらは、エントランスの傘立て。必要に応じて引き出せるようになっている。
うーん、アイデアですね〜。

サインのある入り口から、美術館建物入り口までのアプローチも素敵です♪

この感覚は行ってみないと味わえないので、ぜひ、一度、根津美術館へ!
おすすめですよ〜o(*^▽^*)o