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2015年2月

独学のすすめby加藤秀俊

本を整理していたら、昔(といってもかなり古い!)買ったらしき、この本が出てきた。
出張移動時間に読んでみようと持ち出したのだが、これが今読んでも十分に通用する内容。

加藤先生の文章も大変よみやすく、不思議だったのだが、当初、主婦向けにエッセイ的に雑誌に連載していたらしい。納得。
漢字とひらがなを、振り分けて書かれているから、パッと見、とっつきやすのだ。なるほど。

この方の物の価値についての部分を読んだのだが、その前日にラジオで同じようなことを話していた方がいた。
先に世間を、いや世界を騒がせたISの本が出版されているが、著者は命がけで情報収集しているのに、本が売れにくいから、という理由で1000円程度でその命がけの情報のつまった本を、たかだかその金額で情報を得るのが妥当なのか?適正価格をつけるべきではないのか?というような内容だった。

加藤先生も、そのような物の価値がどこにあるのか、ということを書かれている。

日本のモノづくり、伝統工芸品等々も同じことがいえるな〜と思った。
欧州などは歴史的価値、伝統技術に対して、ちゃんとした位置づけをしているが、その点、日本という国は世界的最高レベルのモノを作っているのに、それだけの評価をしてもらえていないものが多い。
末は人間国宝級の作品だって、一桁二桁違うんじゃないの?というほど安価で取引されている。
(値付けが全てではないけど、作家さんも生活しなくちゃいけないので)

先般、若手の日本画家さんと少しお話しする機会があったが、彼女もそのようなことを話していた。

話はそれてしまったけれど、この本、勉学についてのことが主流ではあるものの、物の考え方をあらためて認識させてもらえる良い内容だった。

たまには山積みの本も開かないとね、、、

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良い物は良い、ということ

ここずっと気になっていたことがある。
それは両親の食事の際に使用する器。
特に汁椀、、、一体何年使っているのか?といほど年季が入っている。
そして父の飯椀。
これまでは磁器(いわゆる瀬戸物)を使っていたのだが、どうしても米がこびりついたりするので、木椀がいいと常々思っていた。
それに、仕事でユーカリ無垢材を扱っているのに生活品に木製品が少ないというのもね、、、なんていうのは買う口実だけど(^^;)

ネット検索でいくつか候補を見つけた物の、やはり実物を見なくては、と思ったのだが、ハテ?どこへ行けばいいの?食器屋さん?雑貨屋さん??百貨店???
そう考えている間に時間はどんどん過ぎ、結局ネットで注文することにした。

無垢材をそのまま生かしたもの、漆器、等々、製作側は伝統の技であったり、現代風にいろいろと工夫を凝らしたり、千差万別。

そこで、ポイントを絞ることにした。
1.食洗機(はないけど)、電子レンジ対応は不要
2.天然木→安い物は木粉+樹脂
3.国産→安い物は中国製が多い
4.漆器→長く使いたい。
ユーカリユーザーさんで漆器をセミプロで製作されているKさんの作品も素敵。なんたって「JAPAN」ですから!
5.大きさ、使いやすさ→米のヘビーユーザーなので重要!
6.デザイン性→色、杢目、形がよくても手にもった時に納まりがいい、滑りにくい(高齢者でも力が入りやすい)等
7.価格→適正価格であれば、、、無理に安価で無くても良い

結果、行き着いたのが加賀百万石のお膝元、山中漆器だった。
漆器の工程

偶然にも仕事で何度か訪ねたことのある加賀市。
(現場は片山津温泉だったけど)

父の飯椀、父母の汁椀の計3つ。

注文した翌日(日本てすごい!)、早速、漆器が届いた。
いずれも想像以上によい品。
汁椀は赤黒の摺りうるしだが、桜の杢目が生きている。
横に入った筋彫りがアクセント。

そして何よりも、父の飯椀が最高だった。
つぼみ型に穂積柄の彫刻の入った欅。

いずれも手にしっくりとなじみ、何よりも軽く、口当たりも良い。

説明書を元に調べてみたところ、作者は日本伝統工芸展に何度も入選されている方だった。
私が以前習っていた彫金の恩師もこの工芸展に出していたので、そのグレードの高さは良く知っている。
(末は人間国宝級)

良い物は良い。

モノづくりの姿勢を見せていただいた、一生ものの素晴らしい日本の伝統工芸品に出会えて本当にラッキーだった(^o^)

我が社も頑張らねば!!

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