慶喜と家康展@静岡市美術館
先般、友人Pさんのお誘いで静岡市美術館(葵タワー3F)で開催中の「慶喜と家康」展を観に行った。
11時からの学芸員の方の説明付きで回ったが、日本各地から収集された作品数はかなりあり、今回のように同時に見られる機会はなかなかないのだそう。
今回、国宝に指定された久能山東照宮からの宝物も多い。
一度は説明付きで、二度目は説明を省いた作品や印象深かったものを再度見て回った。
中でも特に印象的だったのは慶喜の書(しっかりとした墨文字が上品な印象)、狩野探幽による絵巻(極彩色で緻密)、家康の甲冑(金蛇美具足)、家康ゆかりの寺「臨済寺」の「竹に虎図」(ダイナミックな構図と墨濃淡が何ともいえず)等。
静岡と徳川家との関わりをあらためて認識できる品が多い。
そしてそして・・・・家具屋の娘としてとっても気になったのは、江戸初期と3代将軍時代に描かれた家康肖像画の木製手摺り描き方。
初期の手摺りは精密に描いてあるのに、後半のものは人物像以外、かなり雑(^_^;)
探幽の筆による、というけれど、周囲は弟子が描いたにしろ、ちょっとひどくない?!という感じ。
自分が普段から携わっている分野がそんな風に描かれているのは、どうしても気になるのは仕方がないけれど、わざとなのかな・・・などと自分が納得できないものだから、友人Pさんにもつい言いつけてしまった(^_^;)
こんなどーでもいいところも、視点を変えてみてみると面白いかもしれない( ´,_ゝ`)ハイハイ
知らなければ知らないままだし、こうした機会にいろいろな勉強ができるのは幸せなこと。感謝。
県立美術館ほど広くはないけれど、狭すぎず、ちょうど良いスペース。
立地条件も良いこの美術館の企画に今後も期待したい♪
★aki★の住む慈悲尾も徳川家康が竹千代時代に鷹狩りに来ていたとのこと。ほほ〜(-_-)
そんな説明が、今川氏ゆかりの寺「増善寺」の説明書きにあった。
写真は増善寺の山門。
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